▼部活動と勉強の両立方法(タイムマネジメント編)

Q:現役で東京大学に合格すること自体が凄いこと。しかもハードな野球部の練習をしながらどうやって勉強と部活動を両立したのでしょうか。

笠原主将:まずは他の球児と同様に高校3年生の夏までは野球中心の生活をしていました。私が部活動と勉強を両立するために意識していたのは、2点あります。

1点目は「効率よく時間を使うこと」
2点目は「勉強に集中する体力をつけること」です。

まず1点目の効率よく時間を使うことについてですが、野球部を引退する前までの勉強スタイルは”学校の授業が中心”ということです。

学校の授業時間と、通学や遠征などの移動時間が勉強をする時間でした。朝練習や野球部での清掃活動がない日には、始業前に1時間ほど自習をすることもありました。

放課後は19時過ぎまで練習があり、帰宅して風呂に入った後は、他の球児同様に夕食を食べて寝るだけという生活をしていました。だから、学校の授業時間では、授業内容を聞きながら手の空いているときに問題演習や補助的な知識の確認を行っていました。

移動時間では、主に英単語や古文単語の暗記をしていました。

次に2点目の勉強に集中する体力をつけるということについてです。

体力と学力の相関性はあると思っています。今回は体力があるからこそ集中できた体験を述べます。それはテスト期間(※テスト開始1週間前からテスト当日まで)には野球部の練習がなくなる学校だったので、放課後はずっと学校の定期考査の勉強をしていました。

この1週間という短期間であってもテスト対策のために、長時間勉強に集中する経験をしました。日々部活で培った体力と集中力がここで発揮されました。

このことは、部活が終わっていざ受験勉強が始まった時に、とても役立ち、その後も高い集中力とモチベーションを維持したまま勉強できた事が東大合格の要因だったと思います。

*******POINT********

▼自分の時間を一旦、棚卸しをして”自分の自由のきく時間”を明確にしよう!
▼「授業が全て」という意識と「授業中も無駄なく過ごす」という2つの意識を持つこと!
▼何事にも全力、何事にも一極集中する精神と行動が大切!

<編集後記>
「授業内で習得する力」、「授業内容を理解する力」は凄い集中力と頭脳だと思いました。しかしこれはどの球児も真似できる方法です。見方のプレーも常に自分ごととして捉えていると思います。学習も先生が言ったことを自分ごととして捉えて、噛み砕いて理解しようとする姿勢が、学習効果をもたらします。今回のインタビューをしていても感じられのは、笠原主将の真面目さと誠実さ。このことも勉強効果をあげる要因だと思っています。最後に勉強の世界で”分かることは分けること”という言葉があります。常に内容を因数分解しては繋げて知識を広げる癖を球児にはもってもらいたいです。野球は全部で288パターンあります。その一つずつ一つずつに意味をもって練習に取り組み、意図をもった投球、守備、バッティング、ベンチワークをしてもらいたいですね。頑張れ球児たち!!!

▼現役で東大に合格できた秘訣とは!

Q:やっぱり現役で東大に合格したのはとてつもない事だと思っています。その秘訣は何でしょうか。高校時代の勉強への取り組み方を教えて下さい!

笠原主将:学校の勉強に関しては、授業時間中に自分で問題演習を行ったり、補助的な知識の確認を行ったりしたことが現役合格につながったと思っています。

公立高校出身なので、学校の授業自体は受験向けのものではなく、受験までの期間を逆算して必要なことに取り組んだのが良かったと思います。

学校の宿題に関しては、学校から宿題がほとんど出なかったので、特に困ったことはありませんでした。

マインドに関しては、「東大で野球をしたい」という思いが自分を支えてくれたと思います。勉強が辛いときにも、「東大で野球をする」という強い動機があったからこそ、ぶれることなく努力を続けられたと思っています。
また、環境的な要因として、高い目標を目指す仲間がいたことも大きな理由だと思います。

私の高校では、部活動や学校行事に全力を尽くす学生が多く、高校3年生の夏から受験勉強を始めた人ばかりでした。それでも、高い目標を持って努力し続ける仲間たちがいたからこそ、自分も負けるわけにはいかないと奮起することができました。

▼勉強に生かされた「部活動で学んだこと」

Q:勉強をしていて、「あ、これって野球をしていたから身についた!」みたない経験や学びはありますか?

まず、部活動の経験が勉強に生かされた経験ですが、野球部で厳しい練習をしていたため、勉強を体力的には楽に感じたということが挙げられます。

夏の猛暑の中、あるいは冬の極寒の中、1日中厳しい練習をしていたことにより、長時間勉強することを苦に感じませんでした。

「快適な空間で、走り回る必要もなくて、野球の練習に比べたら勉強はなんて楽なのだろう」と感じたことを覚えています。

次に、勉強の経験が部活動に生かされた経験ですが、正しい努力の方向性を知ることができたということが挙げられます。

野球は努力したからといってすぐに結果が出るわけではありません。しかし、勉強はやればやるだけ結果がついてきます。勉強を通して「時間をかけて地道に反復することが結果につながる」という事に気づき、野球の練習にも応用しました。

勉強法についての質問は以下より


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